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【試乗記】BMW・i3

【2016年試乗記録⑦】BMW・i3

BMWがつくった初めての電気自動車「i3」、これをカッコイイとは思いませんがひと目で他とは違うとわかるデザイン。リーフは良くも悪くも普通すぎるんですよね。普通の、カッコ悪いクルマ(笑)

外見だけでなく内装も奇抜です。シフトレバーはコンパクトにまとまって、ワイパーやウインカーのレバーと同じようにハンドルから生えています。確かに考えてみればもう機械的には繋がってないんだから真ん中にある必要はないわけですね。

アクセルに即座に反応するレスポンスの良さ、スーッとした加速度に凹凸のないなめらかな加速、静粛性といったEVならではの走りに加えてさらに1260kgの車重にリーフの1.5倍、125kWという2.5Lエンジン並のパワーを発生するモーターを積んでるんだから…街乗りでも高速でもノーストレスですいすいです。

アクセルを離すと強烈な回生ブレーキが働いて、ブレーキを踏まなくても停止することまでできます。最初は違和感があるのですが、慣れてくるともうブレーキペダルをほとんど踏まずにアクセルペダルひとつだけで加速も減速もできちゃって非常に運転しやすいです。これはノートePowerにも同様の機能があるみたい。

i3はEVですが、バッテリーに蓄えた電力がなくなったときのために660ccのガソリンエンジンで発電することができるレンジエクステンダーモデルもあります。あれ、それってノートePowerと同じ?という気もしますがノートは充電することができず必ずガソリンが必要になるのでレンジエクステンダーEVとは呼べずに一般的にはシリーズハイブリッドと呼ばれます(が、日産的にはハイブリッドという言葉ではなく新しいEVの形・ePowerと呼びたいようですね)

ただ、その発電用のガソリンタンクが9Lしかなくて+120kmくらいしか航続距離が伸びないんですよねー。バッテリーと合わせても結局最大航続距離は350kmくらいで、これだとやっぱり物足りない。満充電で走っても300kmを越えたくらいからは100km毎にガソリン入れなきゃいけなくなっちゃいますからね。せめて航続距離が500kmいけば、一気にガソリン車と比べても遜色なく長距離に使えるクルマになるのになぁ…って思ってたら2016年10月のマイナーチェンジで電池容量が一気に50%アップしてレンジエクステンダーモデルでは航続距離511kmとついに大台を超えました。

いままでEVを敬遠していた方もこれならどうでしょう!?ただし、さすがBMW… お値段はEVモデルが499万円、レンジエクステンダーモデルは546万円からとなっております(;´Д`)

…やっぱりノートePower、相当お買い得じゃね!?今年は試乗するぞ!

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