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【試乗記】BMW・2シリーズ

【2016年試乗記録③】BMW・2シリーズ

あのBMWがFF車をつくるなんて…とショックに思う方も多いでしょうが、いまは企業の平均燃費=CAFE(Corporate Average Fuel Economy)での規制がどんどん強化されているので、高くて大きなクルマばかりを売っている高級車メーカーはどんどん辛くなっている事情があるのです。だからメルセデスベンツはスマートをつくり、ポルシェはアウディやフォルクスワーゲンとくっついて、そしてBMWはminiブランドを傘下に収めているわけですね。さらにそれだけは足らずにBMWブランドでFFのしかもミニバンをつくることになりました。それはいいのですが、同じ2シリーズの名前でまだFRコンパクトクーペも売られているのでたいへんややこしいです(笑)

試乗したのはminiと同じ1.5L 3気筒ダウンサイズターボエンジンを積む218iアクティブツアラー。アクティブツアラーが5名乗りで、グランツアラーが7名乗りです。このクルマに乗るときに一番注目していたのが「3気筒エンジンをBMWという高級車に積んで大丈夫なのか?」というところでしたが、普通に乗ってる分にはまったく気になりませんねー。運転席の足元を覗くとフロアに穴が空いてステアリングコラムが通っていたりしてけっこうトラックっぽいつくりなのね…^^; なんて思ったけど、それであの静粛性なんだからさすがです。

ただエンジン回転は街乗りであっても少しアクセルを踏めばすぐにポンッとシフトダウンして2000rpm以上回ります。昨今のトレンドからすれば高めのエンジン回転ですが、これも静かなら気にならない。高速道路を走っていてもエンジン回転は大体2000ちょっとくらい。ただエコモードにしてアクセルから足を離すとストンとアイドル回転まで落ちるのには驚きました。どうやら自動でNレンジに入れて燃費を稼いでいるみたいです。ただしその分再度踏み込んだときのレスポンスはやはり悪化するのでエコモード限定です。これを知って最近は自分のクルマでも高速道路で惰性で走りたいときには手動でNに入れてみたりしてますが、対応してないトランスミッションでやるとクラッチにあんまりよくない気もします^^;

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