ひろろぐ

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【読書記】考えるシート/山田ズーニー

ぼくの読書記録に度々出てくる山田ズーニー先生。ただしこの本は読む本ではありません。小論文はもちろんとして、就活時のエントリーシートや会議の議事録、レポート、果てはお詫びの手紙まで、生きていれば必ず出くわす文章で自分の思いを伝えなくてはいけない場面でどうやって書けば…いや、その前にどうやって考えればいいのか。そのヒントになる様々な場面用のテンプレートシートに自分の言葉を書き込んでいくタイプの本です。

昨年、昇格試験でひさしぶりに小論文を書いたのでそのための復習に買いました。読み物としては伝わる・揺さぶる・文章を書く!やあなたの話はなぜ通じないのか?の方がオススメです。そこで語られたことをいざ実践!という時にこのシートがあると心強いかもしれないし。ただテンプレートと言っても、定型文を組み合わせてそれっぽく見せる小手先の技術については何も教えてくれないので悪しからず。自分の書きたい想いを、自分自身と向き合いながらテンプレートに乗せていく作業はよっっぽどしんどくて面倒くさいですが、「文章を書くときどうやって考えたらいいかわからない」「思いつくままに書いていると最終的に何が言いたいのかわからなくなる」という方には大きなヒントになるかもしれません。

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