仕事で計算ばっかりしてると、その反動でかたまに無性にまとまった文章が読みたくなってきたりします。 でも、疲れてはいるわけだからあんまり難しかったり深かったりするのは辛い。
そんなときに石田衣良さんの小説はサクサクッとスピーディに読めて、でも物語にはしっかり惹きこまれてとぴったり。 （と、言うのは失礼かな…^^;
IWGPはもう15年以上前ですがドラマもかなり有名になって、自分もそっちから入った派。でもドラマと原作では各登場人物のキャラクターがかなり違っていて、特に「キング」こと安藤タカシはギャップが最も大きいキャラクターでしょうね。ぼくは氷の王も、窪塚洋介が演じた破天荒なギリギリボーイズの王も好きですけど。 ただ、どちらのキングも常人離れした強さと本心が計り知れないカリスマ性が魅力的だっただけに、タカシが普通の少年だったころを語るこの作品は賛否が分かれるかもしれません。ぼくはとくに賛も否もなく、面白く読ませてもらいましたが。ただただ、駅前無認可ガーデンで出てきた「先代キング：シンジ」との設定矛盾が気になります…(笑)
しかし小説もいろいろ読みたいけど、気に入った作家さんを見つけるとそればっかりに偏っちゃうのが悪いくせ。もっと開拓したいのですがむやみに新しいのにを探すよりは、太宰治とか夏目漱石とか芥川龍之介とか、名前は誰もが知ってるけれどそういえばちゃんと読んだことないな。っていうのを改めて読んでみようかな～。
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