ひろろぐ

見たり 聴いたり 食べたり 読んだり 乗ったりの記録

【読書記】池上彰のやさしい経済学―2 ニュースがわかる/池上彰

やさしい経済学1では経済学の成り立ちと意義を、この2ではそれが私たちの生活にどのように影響してきたかをニュースに出てくる単語の説明から切り込んでいます。

リーマンショックとはなんだったのか?の説明には、今さらですがなるほどなぁ。と感心しました。でもどっかで聞いたことのある説明だな、と思ったのは当時テレビで池上さん自身が解説してたのを観ていたからだ。結局彼の説明がいちばん分かりやすかった。

今年の学びのテーマは「歴史」と「経済」としてましたが、本書を読むとこの2者は決して独立しておらず並行して勉強しなきゃいけないんだということがよくわかりました。「相手に2度と戦争をさせないためには経済を発展する手助けをしてあげる」理屈では分かりましたが、GHQ政策の持ち上げ方にはちょっと違和感… でもこの違和感って、もしかして植民地被害を訴える韓国に対して「日本が併合して近代化させてやったじゃないか」と反論するネット世論の構図と一緒なのかも… なんて少しテーマから逸れた感想も抱いたり。

「戦争」と「経済」もまた、切り離せないんだなぁ。ということは、経済を知ることは、平和への道を知ることにも繋がるんだろうか?綺麗事かな。


スポンサーリンク