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【読書記】経済ってそういうことだったのか会議/佐藤雅彦&竹中平蔵

やばいやばい。2月って28日までしかないんじゃん!年10冊読もうと立てた今年の目標でしたが、2月最終日にようやく読了。

10年前に読んでた本を、5年前に買い直し、読まずにほかってました(笑)対談形式なのですべて「話しことば」で書かれてて、とっつきにくい話題でも読みやすいです。

竹中 平蔵さんは小泉政権の大臣時代の政策については今でも批判されるのをよく見ますが、学者さんとしてはいい先生だったんだろうなーと感じました。

対する佐藤 雅彦さん、このひとがすごい。「頭がいいけど経済については素人」な佐藤さんがズバッと素朴で本質的な質問を竹中さんにぶつけていきます。竹中さんの豊富な知識の引き出しが、佐藤さんの質問によって引き出されていく。

糸井 重里さんなんかもそうですが、この「わかったふりをしない」で人の話を聴く姿勢というのは、ぼくのひとつの理想形です。見栄っ張りだからすぐわかったふりしちゃうんだよなぁ、自分…σ(^_^;)

あと本の内容から少し逸れますが、読んでてハタと気づいたのは自分は「東西冷戦」のことをなにも知らないなということ。ソ連崩壊後の10年弱で自由経済市場が2倍に広がり、めまぐるしく変化した世界経済のことを話してますが、そのそもそもの冷戦のこと、なにもわかってない。

ベトナム戦争が生まれる前で、ベルリンの壁崩壊が小学2年生、ソ連崩壊がその翌年。漫画とアニメばっか見てたバカガキだったぼくにはソ連崩壊にもバブル崩壊にも、まったくリアリティを感じられないまま大人になっていました…

資本主義と共産主義の違いって、社会の授業で一応やったとは思いますが、じゃあ違うとしたってなんでアメリカとソ連ってそこまで仲が悪かったんだろう?そこらへんのこと、わかりやすく書いてある本があれば少し勉強してみたいなー。と思ったのでした。


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